あらすじ
2010年8月 日本国 徳島県
夏の日差しの中、1人の少女----正確には『1台』の少女が空を見上げて立っている。
日本人特有の黒髪に、理想的過ぎるとも思えるほどの美少女だが----日本人にはありえない所があった。
それは、その理想的な顔にある、目の色だった。
その目の色は、血を少し薄くしたような赤----
そして30℃を越える温度と、80%を越える湿度の中、汗一つかいていないことだった。
「椛~、手伝って~」
どこからか声が聞こえる。その声を聞いた少女はその声のした方へ、機械的に歩いていった。