あらすじ
世界は灰に呑まれた。
光も音も、命の記憶さえもーーすべてが観測を
失った。
高校生・灰堂遥陽(はいどう はるひ)は、
ある日突然、終わりを迎えた世界に目を覚
ます。
そこは、崩壊した文明の残骸が灰の海に沈む異
世界《灰界(アッシュワ-ルド)》だった。
与えられたのは、ただ1つの能力ーー
「観測」。
それは世界の”流れ”を見抜き、少しずつ現実を
取り戻す力。
だが同時に、過剰な観測は自らの存在を削る
”毒”でもあった。
仲間との出会い。
灰に堕ちた人々との戦い。
絶望的な世界で、ただ1人の観測者は抗う。
失われた命を取り戻し、
そして灰の世界の真実ーー”終わりの塔”の謎に挑む。
これは、チートではなく努力で世界を救う少年
の物語。
灰堂遥陽が”見る”たびに、世界は少しだけ輝
きを取り戻す。
ーー観測せよ。灰の果てまで。