あらすじ
この世界では、人は皆スキルを一つだけ授かる。
俺、カイトが授かったのは、一つのアイテムを少しだけ質の良いものに『交換』するだけの《アイテム交換(リプレイス)》。
戦闘能力は皆無の、いわゆる【外れスキル】だった。
勇者パーティーで雑用係として蔑まれ、日々の貢献も理解されずに「お前はもういらない」と追放されてしまう。
絶望の中、俺は一人の心優しき聖女ルミナと出会う。
彼女の言葉をきっかけに、俺のスキルが『複数のアイテムの概念を融合させ、新たなものを創造する』唯一無二のチートスキルだったことに気づく。
最高のパートナーを得た俺は、『薬草』と『木の枝』から【世界樹の杖】を、『鉄くず』から【竜神の鎧】を創り出し、瞬く間にSランク冒険者へと成り上がっていく。
一方、俺を追い出した元パーティーは装備の劣化で没落の一途を辿り、今さら「俺たちが間違っていた、戻ってきてくれ」と泣きついてくるが――隣で支えてくれる最高の聖女がいる今、そんな言葉はもう届かない。