あらすじ

『一生の幸せが欲しいのなら釣りをしろ』  若干、十五歳ながらも釣りの魅力に取りつかれた釣り人、アングラーである瓜坊三洋(うりぼうさんよう)の座右の銘だ。  野球やEスポーツなど多様な部活を誇る佐土原一ツ瀬高校、通称【ヒトコウ】に入学した彼は、釣りを部活とし、青春を謳歌するつもりでいた。  しかし、釣りは競技ではない、文化としても野蛮だとして部活とは認められなかったのだ。  きっぱりと釣りは部活ではないと言い渡された三洋はその後,、普通の部活や同好会に混ざろうとするも、やはり、釣りに対する思いを諦めきれないでいた。  校則により強制的に他の部活動に所属しなければならない時期が近付いていた。そんな折、彼にまたとないチャンスが訪れる。  彼の幼なじみにして、ファッションモデルとロッククライミングの二つの分野で注目株の鶚響子(みさごきょうこ)が学校に対して抗議したのだ。   三洋の釣りに対する情熱を一番近くで見続けてきた響子は彼を応援してくれた。  『彼にチャンスをください!さもなくば、私はクライミングもモデルも辞めます!』  彼女の必死の呼びかけに学校は応じ、妥協案を提案してきた。それは釣り大会にて優勝し、部活動としての実績を作ることであった。  幼なじみの献身に報いるため、そして、己の悲願のため。  万全の準備をして大会に挑む三洋だったが、緊張で、いつもどおりの釣りができず苦戦する。  トラブルによって大会が一時中断された際に、応援に来ていた響子たちと話した三洋は、自分が気負い過ぎていたことに気付き、気持ちを入れ替える。  その後、気合も釣り具も改めた三洋の釣竿に大きな魚がかかる。  その巨大魚との戦いを制し、釣りあげた三洋は、念願の大会の優勝トロフィーを手に入れる。  そうして、『釣り部』を立ち上げた三洋は前にもまして、釣りにのめり込むのだった。

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カクヨム
カクヨム2025/10/31
  • 現在の作品ハイスクール・アングラー! ~ヒトコウ釣り部奮闘記~