あらすじ
公爵令嬢イリス・ヴェルナーは、冷徹無比と恐れられる「氷の悪役令嬢」。
だがその正体は、王国最高の“毒の専門家”――毒物学者(トキシコロジスト)だった。
王宮で頻発する不可解な体調不良。
その背後に潜むのは、毒と権力が絡み合う後宮の闇。
イリスは己の知識を「錬金術」と偽り、王族を蝕む毒の正体を暴こうとする。
だが、彼女を監視する護衛騎士ゼノ・アークライトは、彼女を「王太子を陥れる野心家」と誤解していた。
しかし、冷ややかな微笑みの奥に宿る彼女の孤独と覚悟を知るにつれ、ゼノの胸には理性では抗えぬ感情が芽生えていく。
毒を解き、心を解かす――これは、知と愛が交錯する“錬金ロマンス・ミステリー”。