あらすじ
現実世界で看護師をしている僕が夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた小さな少年が玄関で倒れていた。
言葉も話せず、身寄りもわからないその少年を、一時的に保護することにした。
彼との穏やかな日々は、僕にとってかけがえのない時間となる。
しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。
それ以来、時折訪れる彼との時間が僕にとって特別な日となった。
やがて少年が成長し、来ることも減ったある日。
彼が帰るときに唱えた不思議な呪文を思い出した僕は何となくその呪文を口にする。
気づけば、異世界の宰相となった少年の元に僕は立っていた。
二つの世界を越えた、純情な淡い恋の物語。