あらすじ

今井探偵事務所は、所長であり探偵を務める千鶴さんと、従業員であり助手である僕、矢田部蓮の2人で活動している。 ひょんなことをきっかけに、僕は千鶴さんとデートに行くことになった。 千鶴さんと念願の初デートをした帰り道、千鶴さんが不審な音を耳にする。 それは近くの信号機に仕掛けられた爆竹が破裂する音で、数日後、今度は近所の郵便ポストに小さな爆弾が仕掛けられたというニュースが入ってきた。 それでも、この事件に特につながりの要素はなく、大きな被害もなかったので、僕の中での印象は少しずつ薄れていった。 それから少しして、僕たちはあるミュージシャンのライブに行くことになった。 ところが、ライブ会場で突然の中止を伝えられ、その原因を探ることになる。すると、近くの駅に爆弾が仕掛けられたからだとわかった。 探偵が訪れる場所に事件あり。 僕はこの現象を初めて目の当たりにすることになった。 現場に急行した千鶴さんは、未だかつてないほどのスピードで、あっさりと爆弾のありかを特定した。 あとでその理由を聞くと、「私はこの事件を知っていたから」と意味深な言葉を口にする千鶴さん。 どうやらこの事件は、探偵業のかたわらで作家業もしている千鶴さんが、初めて書いた未発表の小説のストーリーと似ているようだった。 そしてそれ以降、この事件の行く末を知りたいからと、千鶴さんはこの事件の調査を見送りたいと言った。 それを聞いた僕は、千鶴さんの書いた小説の内容は聞くことはせず、ただの一般人として事件に巻き込まれることを選択する。 千鶴さんが事件を起こさせてまで伝えたかったメッセージはなんなのか。それを追った日付とともに進んでいく、シリーズ初の長編物語。 千鶴さんとのデートを描いた日常パートも健在で、前作までのゆるさはしっかり残しつつ、ちょっとだけミステリーらしさも含まったシリーズ第3弾。

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エブリスタ
エブリスタ2021/03/28
  • 現在の作品今井千鶴のねがいごと