あらすじ

滑舌で言い間違いに悩む高校一年の「俺」は、昼休みの廊下で“言い間違いを食べて直す”灰色の猫・コトハに遭遇する。 猫は落語研究部の部員で、落語研究部の先輩は扇子もないのに所作で風を起こす達人。 そんな先輩と一匹の猫に巻き込まれた俺は落語研究部に魅了されていく。 ある日、生徒会から「文化祭の観客満足度80%以上で存続」という無茶ぶり。 噛むのが怖い俺に、先輩は提案する。「つまずきを見せて、直す瞬間で笑いを作れ」。 日常にほんの一匙だけ混じる言葉の魔法と、落語の“間”。 噛みや言い間違いは欠点じゃない。直す力こそが芸だ。 廃部の危機の中行われる先輩のラストステージ、 オチ(サゲ)を食べがちな猫と噛みを武器に変える新人の俺が創り出す観客参加の“誤字回収”ショー。 失敗は、直せる。その先に指し示す芸の景色とは。

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小説を読もう2025/10/31
  • 現在の作品落語の間(魔)モノ