あらすじ
ブラック企業での連日の徹夜作業の末、あっけなく過労死してしまったサラリーマン、木下葉月(享年24)。
彼が次に目覚めたのは、神を名乗る光の存在の前だった。
実家が農業と林業を営み植物をこよなく愛した魂を持つ葉月はユニークスキル【植物操作】を授かり剣と魔法の異世界へ転生する機会を得る。
――もう納期に追われる生活はごめんだ! 今度こそ穏やかなスローライフを送ってやる!
そう意気込んだ彼だったが転生直後に放り出されたのは右も左も分からない広大な森の真っただ中だった。
与えられた【植物操作】スキルはレベル1では枝を少し動かす程度の地味な能力。おまけに何もない場所から植物を創り出すことはできないという制約付き。
途方に暮れる葉月だったが、彼にはもう一つの武器があった。それは前世で培った農業、林業、そして趣味の家庭菜園に至るまでの膨大な「植物知識」である。
知識とスキルを組み合わせれば、不可能はない。
これは地味なスキルと不遇な前世を持つ一人の青年がその知識と知恵を武器に過酷な自然を乗り越えやがて異世界の人々の度肝を抜きながら快適なスローライフを目指していく物語。
彼の快適異世界サバイバルが今、始まる。