あらすじ
高校2年生の僕、殿村(とのむら)優(ゆう)は、
彼女いない歴=年齢のモテない男子。
とある、学校での昼休み。
昼食後の息抜きでおこなった、スマホのパーティーゲーム。
なんと、負けた人には
AIから罰ゲームが自動で出題される、
という趣向らしい。
熱戦を繰り広げるも、
運悪く、負けてしまう。
スマホに罰ゲームとして表示されたのは、
モテない男子にとって、かなりの難題。
『優さんの罰ゲーム:
同じ学年の美人に告白する』
──気落ちししかないその課題。
告白相手に選んだのは、
同じクラスの、
亜桜(あさくら)和奏(わかな)。
彼女は、黒髪清楚にして、
バスト91の、超絶美人。
──いわゆる高嶺の花だ。
カースト上位男子が何人も告白しては、
亜桜に一刀両断にされてきたらしい。
そんな高嶺の花である亜桜に対し、
よく言えば中性的な顔立ちの男子の優。
亜桜を校舎裏に呼び出して告白するも、
あっけなく振られてしまう。
当然の結果ではあるものの、流石に落胆し、
その場から立ち去ろうとする。
「……ちょっと待って!」
──なにを思ったか、僕を呼び止める亜桜。
動揺していると、
そのまま彼女の自宅へと連れていかれてしまうのだった。
◆◆◆◆
親が長期海外赴任中のため、
今は亜桜ひとりで住んでいるという
自宅マンション、彼女の私室。
亜桜は、目の前にとある『服』を差し出した。
ブレザーにスカート、
小さなリボンのついたショーツや、
細かい刺繍の施されたブラジャー。
──女の子モノの、制服と下着……。
「──ねぇ、それ着て女装してくれたら、
あなたと付き合ってあげてもいいわよ……?」
彼女は百合の花のような笑みを浮かべ、蠱惑げにそう言い放つのだった。
※ノクターンノベルズ様にて連載していた作品の、セルフリライト版となります。