あらすじ
とある高校、朝の教室にて――。
「うーす」
「ああ、おはよ……」
「ん? 何書いてんの?」
「ちょっと、まあ……コントの台本みたいなやつを」
「へー、コント! なんで? 芸人目指すの? あ、学祭か?」
「いや……あのさ、『お前何言ってんだ』とか、『気持ち悪い』って思うかもしれないけどさ……」
「ん? なに?」
「昨日、お前とコンビ組む夢を見てさ」
「へー、夢で」
「そう。それで今、解散の危機なんだよ。お前が急に『解散したい』って言いだしてさ。その理由が、おれがネタを書いてこないからだって。いやでも、それはこっちも言わせてもらいたいんだけど、ネタ書いてこないのはお前も同じだからな?」
「いや、知らねえよ」
「むしろ、おれはお前が書いてくると思って待ってたのにさあ。それなのにいきなり解散って、ひどくね?」