あらすじ
王太子との婚約破棄を、学院舞踏会の場で突然告げられた令嬢クラリス。
平民の少女との“真実の愛”を語る王太子と、その取り巻きたちの嘲笑に晒されながらも、クラリスは静かに微笑む――すべては、彼女の予見通りだった。
だが、舞踏会に現れた王と王妃の口から語られたのは、誰もが知らなかったクラリスの真の姿。
魔導研究、外交、政務――王国の中枢を支える彼女の影響力は、王族すら凌駕していた。
「彼女の一言が、王国の未来を決める」
その瞬間、王太子は初めて気づく。
自分が捨てたのは、ただの婚約者ではない。
――国家の実権を握る、才知の象徴だったのだ。
優雅に、冷静に、そして容赦なく。
令嬢クラリスが舞踏会で見せる、痛快な逆転劇。