あらすじ
救命士・久慈真奈美は、何者かに刺された瀕死の少年を救おうとした夜、運命に踏み込む。
その少年は甥の健太だった——。命を救うことが生き甲斐だった彼女は、自らの手の中で甥を失い、心に深い傷を負う。
だが事件の真相は、闇深いものった。警察は動かず、報道も消える。
やがて真奈美の前に現れるのは、一人のフリージャーナリスト・山根。
彼は独自にこの事件を追っている。
すべての裏に潜む“謎の宗教団体”の存在——。
そして、ある言葉が、やがて二人を狂気へと導いていく。
救えなかった命。許されない罪。
第1部「救命士編」――これは、命を扱う者たちの“業”の記録と連鎖である。