あらすじ
夜空には、満天の星がきらめいていた。王国の王城では、豪華な舞踏会が開かれており、華やかなドレスを身に纏った貴族たちが、音楽に合わせて踊り、貴族社会の華やかな世界を堪能していた。今宵の主役は、ダリューア王国の名門、リヴァーヌ家の令嬢、エリシア・リヴァーヌだ。
美しい黄金色の髪に深い碧眼、どこまでも清楚で高貴な雰囲気を持つエリシアは、会場でも注目の的だ。今日は彼女の婚約者、王子セオドールとの婚約発表が行われる大事な夜だった。王子との結婚を楽しみにしている貴族たちも多く、エリシア自身も、王家との結びつきを喜んでいた。
だが、その夜の出来事は、エリシアの予想を大きく裏切るものだった。