あらすじ
高校一年の一ノ瀬律は入学式の日、相川颯太と出会った。
席が前後になったことをきっかけに、紆余曲折の末、友人となった二人。
しかしある時、律は颯太が自分に恋愛感情を抱いていると気づいてしまう。
戸惑いと罪悪感のなかで、律は自分が「恋愛感情を持たない人間」かもしれないと気づきはじめる。
傷つけたくない。けれど、離れたくもない。
すれ違いながらも互いに「それでも一緒にいる」方法を探す二人が、
梅雨から夏へと向かう季節の中で見つけた――
“うそ”の奥にある、本当の気持ち。
きみにもっと近づきたい。
でも、これ以上きみに近づきたくない。
わからないままの心を抱えて、
僕たちは夏を歩き出す。
静けさの中で心が震える、青春と再生の物語。