あらすじ
かつて、世界を滅ぼしかけた「魔王」がいた。
その魂は討たれたはずの瞬間、ある少年の中に宿る。
彼の名は——。
少女により、長い夢から突如目覚めた主人公。
しかし彼の目覚めは日本に多大な被害を及ぼす。
彷徨の果てに出会ったのは、かつて彼に娘を救われたという一人の男。
「君のおかげで、私は絶望せずにいられた。……だから今度は、君が誰かを救う番だ。」
そう言って、男は“悪魔討伐”を目的とする学園への入学を勧める。
アレンは記憶の欠片を取り戻す手がかりを求め、誘いを受け入れる。
しかし、学園で彼を迎えたのは希望ではなく、冷ややかな視線と、過去を知る者のような校長の言葉だった。
「——君の中に眠る“それ”を、どう使うかは君次第だ。」
封じられた記憶、胸を裂く後悔、そして再び近づく悪魔の影。
過去の罪と向き合いながら、少年は「誰かを救う力」と「誰かを傷つける力」の狭間で揺れ続ける。
やがて彼は知る。——自分こそが、悪魔を討ち滅ぼした“元勇者の仲間”であり、世界を救うために魔王の魂をその身に封じた存在だったことを。
過去と現在が交錯する中、
アレンは「己の罪を抱えたままでも、人は再び立ち上がれるのか」を問う旅へと歩み出す——。