あらすじ
この世界は、原初の神々プリマ・デウスによって創造された実験場である。目的はただ一つ「新たな神を創ること」。
地球に生きる全ての魂(アルマ)は、カルマ(行為の因果律)によって測定され、定められた進化の階段を登らされている。人間の基本段階ミゼルから始まり、デイモス(欲望の道)かアンジェル(奉仕の道)かの分岐を経て、ジュディカトル(裁定者)、エンテオス(監督者)、セミ・デウス(半神)を経て、最終的にプリマ・デウス(原初神)へと至る階層システム。これがこの宇宙を支配する絶対的な法ドグマである。
しかし、かつて一人のセミ・デウスがこのシステムそのものを否定した。セラエル=ルゥス。彼は「全てのドグマの否定こそが真の自由」と説き、信仰者たちを神への依存から解放しようとした。その思想は秩序を脅かす危険因子リジェクトゥスとして分類され、師であるエンテオスによって封印された。魂は浄化され、記憶を失って地上に転生する。
現代。魔法と階級が支配するアークライト王国のスラム街に、一人の少年が生まれた。名はレイヴ。貧しい環境にありながら独学で魔法理論を習得し、既存の常識を覆す才能で王立魔導アカデミーへの特例入学を果たす。