あらすじ
祖父を亡くし、一人で陰陽師を続ける橘千尋。
未熟な自分に自信が持てず、依頼をこなす日々に不安を感じていた。
そんなある日、祖父の遺品から古い巻物を見つける。
そこに記されていたのは、高天原に仕える神使を召喚する術式。
「こんなの、僕にできるわけ……」
半信半疑で術を試すと——現れたのは、銀髪に琥珀色の瞳を持つ、神々しいほど美しい青年だった。
「お前が、私の新しい主か」
冷たい声、鋭い眼差し。
神使・銀は、圧倒的な力を持つ最強の式神。
怯える千尋に、銀は淡々と告げる。
「契約は成立した。私は、お前に従う」
こうして、未熟な陰陽師と神使の、奇妙な同居生活が始まった。
*
最初は冷たく接していた銀だったが——。
朝は手作りの朝食、依頼には必ず同行、夜は僕の側で眠る。
まるで過保護な恋人のように、銀は千尋の全てを世話してくれる。
「お前は、ちゃんと食べていなかっただろう。痩せすぎだ」
「お前を、守りたい」
銀の優しさに触れるたび、千尋の心は揺れていく。
そして——銀の過去を知った時。
道具として扱われ続けた、神使の悲しい記憶。
「お前は、私を——人として、扱ってくれた」
千尋の言葉に救われた銀は、次第に千尋への想いを強めていく。
「お前の側に、ずっといたい」
「お前だけを、見ていたい」
銀の執着は、日に日に深くなっていく。
「お前は、私のものだ。誰にも、渡さない」
嫉妬、独占欲、溺愛——。
銀の重すぎる愛情に、千尋は戸惑いながらも、嬉しさを感じていた。
だって、僕も——銀のことが、好きだから。
*
未熟な陰陽師と、神使の式神。
主従の契約から始まった二人の関係は、やがて運命の愛へと変わっていく。
甘く、切なく、時に激しい——。
二人だけの、特別な絆の物語。
≪こんな方におすすめ≫
・溺愛×執着が大好き
・ギャップ萌えが好き
・切ない過去からの救済が好き
・甘々なBLが読みたい
・和風ファンタジーが好き
・強×弱、攻×受の関係性が好き
二人の愛の行方を、ぜひ見届けてください。