あらすじ
Fageーそれは沈んだ湾岸に〝沈没都市・ファルガーン〟が建設された時代を呼んだ。
沈没都市はAI〝MSS〟が「人々の未来を繋げる」という理念のもとつくった都市型の船である。理念が実現化した沈没都市だったが、ゴミばかりが残された内陸との溝が深いままMSSはある時、永久停止をしてしまう。
そしてMSS停止から26年後。
少女・マナある組織の一員として行動していた。組織はMSS停止以降から確認される「魔法のような武器〝ギフト〟」を集めており、マナもまたギフトの一つを宿した1人であった。
組織が目指す計画〝Causal flood〟は全てのギフトを集める必要がある。マナは組織の計画を遂行するためギフトの争奪戦に身を投じていた。
そんな中、同じくギフトをもつという少年・サクタに接触することになる。彼との出逢いから、彼女の中にFageで最も無価値なものが積み重なっていく。
・・・価値があるものを正確に分別されたFageは理念通りの世界だった。
しかし沈没都市と内陸。〝MSS〟と人々。価値とゴミ。
……未来を望んだ理念は毒のように広がり〝Causal flood〟という〝失敗〟に向かっていた。
―――〝MSS〟の停止はなにを意味するのか。泥だらけの毒(ギフト)を巡るこの世界でマナがさいごに残すものはーー。