あらすじ

『かぜのいえ』は、母の表情を読みとる小さな“天気予報士”の子どもが、 長い沈黙の中で、自分の声を見失い、やがて再び取りもどしていくまでの 静かな心の旅を描いた詩的絵本です。 風、海、光——自然の情景が、主人公の心のうつろいとともに呼応します。 「いい子でいなきゃ」と思い続けて小さくなっていった声が、 「かなしい」「うれしい」と言葉になる瞬間、 読者の胸にも、ひかりのしずくが落ちるように感じられるでしょう。 母と子のあいだに流れる沈黙、赦し、そして再生。 それは、誰もがどこかに置き去りにしてきた“ほんとうの自分”への帰路でもあります。 やさしさと痛みが溶けあう、 すべての「生きづらさ」を抱えた人に贈る、 ひとつの“こころの天気詩(ポエティック・ドキュメント)”。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/10/28
  • 現在の作品ひかりのこえをきくこども