あらすじ
無口で無愛想だった幼馴染の山田なつみは、流星の流れる夜空の下で俺に言ったーー。
「“二年後”なら、きっと私はその人に告白する事ができる」
それは、彼女にとって秘密だったこと。
でもーーなんで“二年後”なんだ?
そんな俺の些細な疑問。
そして、同時期のとある日に突然送られてきた『ヤマダナツミはヨチノウリョクシャ』という“送信者不明”の一通の謎めいたメール。
そのメールを合図にするかのように、突如書き換わってしまった俺の“記憶”ーー。
メールの内容と、彼女の秘密と、書き換わった俺の記憶との因果関係は、いったいなんなんだ……?
書き換わる前と、書き換わったあとの二つの記憶を同時に保有している俺の頭ーー。
“知らなかったことが、知っていることに変わる”。その現象。
そうしてーー俺は知ることになる。
自分が今、いったい何をしなければならないのかーー。
いったい自分は、誰を守らなければならないのかをーー。
過去、現在、未来ーー。
誰かを守りたいという“ヒトツナギ”の思いが今、時を超える。