あらすじ
⭐︎プロローグ⭐︎
目を開けた瞬間、血の匂い、頭の奥で誰かの悲鳴が遠く響く。
……ああ、また始まったんだ。
死んでも、終わらないこのゲーム。
最初はただの悪夢だと思っていた。
でも、痛みも、恐怖も、心臓を撃ち抜かれる感触もあまりにも“現実”で、
死ぬたびに気づけばまた別のデスゲームが始まる。
「今回は、勝てると思う?」
隣の少年が笑った。
笑ってるのに、目だけが死んでいた。
私は何も言わず、屋上へ向かう階段を駆け上がる。
どんなに逃げても、どんなに抗っても、
最後にはまた撃たれて、また目覚めるのを知っているのに。
また放送が鳴り響く。
「ようこそ!リアルデスゲーム、“空想に取り憑かれて、”へ!」