あらすじ
『神聖システム』
――それは女神が与えしスキルとクラスで人の一生を決定づける、絶対の理。
成人の儀式で、俺、水島海斗に下された判定は、前代未聞の『測定不能』。システムのゴミ(システム・ウェイスト)として全てを奪われ、魔物が蔓延る「廃棄の森」へと追放された。
絶望の淵で俺が目覚めさせたのは、女神の祝福ではない。前世で守れなかった、真の自我を持つナノマシンAI『イヴ』だった。
彼女は告げる。この世界の『魔法』とは、惑星規模ネットワークへのアクセス権限に過ぎない、と。そして、俺の『測定不能』スキルこそが、そのシステムの根幹にさえ介入できる、唯一無二の管理者権限(ルートアクセス)なのだと。
同じく、システムに「欠陥品」の烙印を押され追放された「落ちこぼれ聖女」セラフィナ。
科学を操る俺と、世界の痛みを「感じる」彼女が出会う時、世界への反逆が始まる。
これは、ゴミ扱いされた力で偽りの神をハッキングし、世界の法則そのものを書き換える、一人のプログラマーと一人の預言者の物語だ。