あらすじ

中学2年、サッカー10番を背負う司令塔・佐倉悠真(さくらゆうま)。彼のプレーは、戦術研究と血の滲むような筋力トレーニングによって成り立っている。才能という壁に抗い、凡庸な肉体を鍛え上げた佐倉にとって、努力こそがすべてだった。  しかし、彼の隣には、幼馴染で親友、そして絶対的な天才である9番・神崎翼(かんざきつばさ)がいる。翼は、圧倒的な身長、天性の瞬発力、そして5秒先のピッチを見通す「神の眼」を持つ。努力を美徳とする佐倉が8年かけて積み上げたもの、翼のプレーは否定する。運命を賭けた近畿大会予選準決勝。疲労で10分を残し後半20分で交代した佐倉を尻目に、翼は司令塔のポジションへ。そこで魅せた、理不尽なまでの1点のゴールが、佐倉の努力を、そして親友への想いを打ち砕く。  これは、「才能」という壁に挑み続けた凡庸な天才と、その親友である「選ばれた者」の2人が織りなす、青春と羨望の物語。いつしか愛憎に変わった、親友への強烈な渇望の先にあるものは、絶望か、それとも希望か――。

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カクヨム
カクヨム2025/10/27
  • 現在の作品親友なんていらない。俺はお前になりたかった。