あらすじ
創作大賞2025、ホラー部門中間突破作品
Q.霊感ゼロで幽霊を見れないのに、どう除霊する?
A.こっちが触れるくらいに霊を強化して、斬り殺してやればいい。
御原アンナはどこまでも孤独だった。
唯一の肉親で10歳年上の姉、御原ユイナがある日行方不明になってしまったからだ。
アンナは姉が死んだといつしか信じ、幽霊を見ることに腐心していた。姉が自分を捨てるはずがなく、ならば死んだに決まっていると考え、彼女の霊を探していた。
彼女は願っていたのである――幽霊が見れたら良いのに、と。
そうしてユイナが行方不明に1年後の15歳の誕生日、御原アンナは突然に霊が見えるようになった。
それは、人間のような、ムカデのような、なにかだった。
10m近くはあろう、脂肪にまみれてぶよぶよとした長い長い胴に、ひょろ長い手足がいくつもいくつも生えていて、頭の部分には、目鼻が糸で縫合された長い黒髪の女の頭があった。その土気色の額から、ぎょろりと巨大な単眼が、黄金色の瞳が開眼して――
幽霊を極限まで強化して実在性を高める札を使う中学三年生、御原アンナ(15)
札で強化された幽霊を斬る妖刀使いにして霊感ゼロの身長187㎝ゴールデンレトリバー系スーツ女子(ロリコン)、旭カレン(27)
白衣でボクっ子のアラサーマッドサイエンティスト、新島サキコ(29)
新島心霊事務所、いざ参る!