あらすじ
深夜1時、ボイスチャット「絶望コード」にだけ現れる少女たちがいる。
彼女の名は──宵闇 零(ヨイアミ・レイ)。
かつて「世界を救う天才作曲家」と呼ばれたが、彼女の曲を聴いた最愛の人が精神を壊したことで、音楽を“呪い”と呼ぶようになった。
今の彼女の目的はただ一つ。
**「世界を壊す前に、全ての絶望を歌い尽くす」**こと。
そんな零の“呪いの旋律”は、聴く者の心を侵し、現実を歪ませる。
だが、その破滅的な力に惹かれ、彼女の周囲には三人の少女が集う。
彼女たちは零の活動を「観測」しながら、自らの心の闇と向き合ううちに、“絶望”の本当の意味を知っていく。
やがて零の新曲が引き起こした大規模精神汚染事件が、世界の裏側で蠢く異空間「セカイ」の存在を暴き出す。
人の負の感情を喰らい、現実を侵食する“音の闇”を前に、零は決意する。
「この歌は呪い。でも、貴方たちを救えるのは、この呪いだけだ。」
これは、
絶望を歌う少女と、
その絶望に救われた観測者たちが、
“最も美しい終末”を奏でる物語。