あらすじ

―物語の主人公はいつも『庶民』である。 『フィンファルド家』の長男として生まれたクラル。 貴族として生まれ、眉目秀麗、頭脳明晰という彼に天は二物を与え…なかった。そう、彼は壊滅的に『ある意味』頭が悪かったのだ。 「なぜだ…っ!なぜ、俺は『庶民』に生まれなかったのだっ…!」 クラルが五歳になった時、彼は自分が『庶民』として生まれなかったことを悔やみ人生で初めて男泣きをした…その理由は自分が『庶民』として生まれなかったことだった。 引きこもりであった彼は屋敷にこもってあらゆる書物を読んでおり、そこでドラゴンやあらゆる強敵を倒し、英雄や国王にさえなる『庶民』に強い憧れを抱くも、それに対して貴族は往々にして倒される悪役として登場することがほとんどであり、それが彼を絶望させたのだ。 そんな中、両親が病死してしまい没落し、貴族としての地位をはく奪されてしまう。 しかし、『庶民』の秘めたる才能を信じていたクラルはそれをきっかけに『庶民』としての生活を謳歌するのだが、勘違いを起こしながらも彼は『理想の庶民』となるため、組織を作り上げ悪を裁いていき、やがてその名前が世界に知れ渡っていく。 そうして、彼は今日も使用人のレフィとともに追いかけ続ける…本の中にしか存在しない『庶民だった英雄』を。 これは、『庶民』が英雄だと信じてやまない元貴族が『理想の庶民』を目指す物語である。

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カクヨム
カクヨム2025/06/04
  • 現在の作品没落貴族は庶民になりたい~勘違い没落貴族は庶民に憧れる~