あらすじ
陸自サイバー防衛隊総司令官・坂上真一(45歳・1佐)は、仮眠から目覚めると、なぜか1904年、日露戦争・奉天会戦直前の満州にタイムスリップしていた。
彼が持ち込んだ「兵器」は、戦艦でも銃でもない。
現代の「サイバー戦(電子戦)」の知識と、軍用ノートPC、そして電波を自在に操るSDR(ソフトウェア無線機)のみ。
当時の暗号は、現代AI(彼)にとって「童話」レベル。
坂上は、日露両軍の全通信を「盗聴」し、ロシア軍の暗号で「偽の撤退命令」を送信。指先一つで戦局を操る「神」となる。
だが、彼には致命的な「弱点」があった。
全ての機器を動かす「電力(バッテリー)」だ。
満州の冬、ソーラー充電は追いつかない。
迫るタイムリミット。
彼は「神の力」が尽きる前に、この戦争の「勝ち方」を操作し、未来の「完璧すぎる勝利」が生み出す、祖父の「特攻死」という運命の芽を摘み取れるのか。
「情報(シグナル)」だけを武器に、歴史の「バグ」を修正する。
本格・電脳ミリタリーSF、起動(ブート)。