あらすじ
高校生の天城颯真は、全国カードゲーム大会の決勝直前に交通事故で命を落とした。
目を覚ますと、そこは「カードで魔術を操る」異世界アルディア。
神を名乗る存在により、彼は“未来視の魔眼”を授かる。
──ただし、その力は“カードバトル中にしか使えない”という制約付きだった。
新たな名を「ソーマ」として生きる彼は、王立カード学園への入学を目指す。
カードはこの世界で魔術の象徴であり、戦争の行方をも左右する。
未来視を駆使して勝利を重ねるソーマは、
やがて天才少女リリア・クレアライトと出会う。
かつて兄を「禁忌カード」の暴走で失った彼女は、
カード戦を拒絶していた。
しかしソーマの“未来を信じる瞳”に触れ、再び立ち上がる決意をする。
学園大会、王都を襲う宗教団体、そして神との再戦──
幾多の戦いの中で、ソーマは“未来視”という力の意味を問い続ける。
見える未来に縛られるのか。
それとも、見えない未来を選び取るのか。
「未来は、読むものじゃない。掴むものだ。」
最後の戦いで彼は、未来を読む目を封じ、自らの意志で神に挑む。
能力に頼る少年は、仲間と共に“創る未来”へと歩み出す。
未来を読む少年が、「選ぶ勇気」を知るまでの物語。
――それが『未来眼の魔術師』である。