あらすじ
幼い頃から常に優等生であった高嶺春香は、中学時代に『高嶺の花のような人』という理想像を押し付けられ、心を病んでしまう。家に引きこもる間に彼女が出した答えは、「普通の人間を演じれば良い」という間違ったもの。
高校デビューのために入学先の生徒を調べた春香は、自身の特徴の一つであった黒く綺麗な長髪をバッサリ切り落とし、青いインナーカラーを入れ、成績を平均点に調整するなど自分なりに「普通」を徹底して日々を過ごす。しかし、偽りの生活は長く続かず、春香は疲労と迷走を深めていた。
そんなある日、春香は、猫のように気まぐれで、なぜか春香の才能と偽りを一瞬で見抜く女の子、【黒間琴音】と出会う。
初対面で一悶着あったことから琴音は春香を「お詫び」のお出かけに誘い出し、その時の出来事がきっかけとなりライバルのような関係へ発展していく。
「本当は偽らない自分を取り戻したい春香」と、「自らの才能に背を向けたまま怠惰を極める琴音」。お互いの事情と秘密を利用し合う奇妙な交遊関係を続け、特別な関係になっていく2人。しかし、妹やお互いの幼なじみといった周囲の人々が2人を怪しみ始め、高嶺春香を中心とした恋愛模様はより複雑になっていく。