あらすじ
都立碑文谷高校・演劇部による校内発表会。演目は、宇宙飛行士とカレー屋の娘が地球を救うという支離滅裂な劇のはずだった。だが、開演5分前から台本は崩壊、音響は爆発音を連発、小道具は消え、主演はアドリブで暴走。演出の佐藤ひなたは舞台袖で絶叫しながらも、事故を芸術に昇華させようと奮闘する。
買い出し実況、顧問の乱入、カレーうどんの湯気、そして爆発音——混乱の連続が、なぜか観客の心を打つ。笑いと涙が交錯する“史上最悪の1時間”は、やがて誰かの青春として刻まれていく。
これは、予定通りにいかない青春の、予定外の奇跡。