あらすじ

依二島に住み始めた21歳の大学休学中の女――月島 容《つきしま よう》は、姉の夫である義理の兄、誠吾《せいご》を殺された。容は事件現場で犯人と思われる人物を目撃した。しかし、警察は容が訴えても、殺人事件だとは認められなかった。 容は犯人を自分で探したいが、依二島に来て日が浅い。まずは職場確保と知り合いを増やそうと計画する。 訪れた島の屋敷には、容が男前過ぎて見惚れてしまった山王司 天贖《さんのうじ てんしょう》(26歳)と呼ばれる島村の長がいた。女性市長が島のトップではないか?と思う容だったが、どうやら複雑な事情があるらしい。 依二島の長と同等の立場で君臨する「お母様」と呼ばれる綾乃《あやの》から、容は住み込みで最近天贖が引き取った養子の面倒を見てもらうと決められ、天贖には文句がありそうだったが受け入れられた。 何故か天贖には毛嫌いされていて、ムカつくやら悲しいやらで容は大変だった。子供の太智《たいち》の世話係をしている容は、朝昼晩と食事は上座で天贖、太智と一緒で、まるで家族のように暮らし始める。 食卓の席で、容は、天贖からこの島は山ノ神信仰があり、様々な精霊を天贖が宿すことが出来ると聞く。精霊を降ろしたからと言って何がなんだかわからなかった。 しかし、ある日、島に住むある男が狂化と言われる症状を起こし、獣となる。獣は愛する者だけを殺そうとする。それを阻止するために、天贖は精霊を降ろし、圧倒的な力で、獣と対峙する。 いくつかの事件を乗り越え、容と天贖の間に芽生えるものを、容は持て余す。 容と天贖を中心に愛憎が交錯する中、彼らが選ぶ道のどこに幸はあるのか? (事件ものミステリーではありません。恋愛中心です。性描写はかなり抑えました。でも念のためタグに入れておきます)

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カクヨム
カクヨム2025/10/26
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