あらすじ
目を覚ました朝、彼女は“彼”になっていた。
鏡の中に映るのは、知らない顔。
けれど、誰もその異変に気づかない。
家族も、友人も、学校も――
この世界では「春川はるか」という少女は初めから存在しなかった。
戸惑いながらも、目の前の“日常”を受け入れていく彼(?)。
しかし、ある少女だけが、彼の“違和感”に気づいていた。
失われた記憶、書き換えられた存在、
そして、“もうひとりの自分”に秘められた真実とは――。
“なかったこと”になった少女が、自分自身を取り戻すために歩む、
アイデンティティと存在をめぐる青春ミステリー。