あらすじ
グランベルク王国ローゼンハイド領。
鬱蒼とした木々に覆われたその土地でひっそりと墓地の管理をして暮らしていたルーナ・ローゼンハイド。
通称『墓守令嬢』。
ローゼンハイド公爵家の『墓守』に選ばれ、父や妹、そして旦那が領地を離れても、ひとりぼっちで真面目に毎日墓石を磨き、死者たちの魂の安らぎを祈る日々。
「君の妹と、再婚したいんだ」
ある日、旦那に離婚を言い渡される。
「承知しました……」
ルーナはそれを了承し、悪意ある父と妹によって選別された“悪い噂”のある伯爵と再婚することに。
しかし挨拶に向かってみればそこは彷徨う魂の溜まり場となり、出迎えた幼い双子の使用人に案内された先にいた伯爵は――
謎多き紳士な再婚相手(?)。
「私たちは結婚したのだから……私を見捨てないでくれ、マイレディ」
冷静・堅物・真面目な騎士団長。
「本当は、私もお前に……再婚を申し込むつもりだった」
さらには“冥界の主”まで、ルーナに冥婚を突きつけてきて――?
「お前の魂には、それだけの価値がある」
離婚をきっかけにルーナの賑やかなで、ちょっぴりホラーな日常が始まる。
※本作微ホラーとなっていますが、その要素はあくまでもスパイス程度となります。本格的なホラーはありません。