あらすじ

自治会会長の本田義郎(74)は、迷っていた。 温水プールをつくるべきか。 それとも、先に下水道を直すべきか。 たったそれだけの話が、町を真っ二つに割った。 寒さで震える子ども。 逆流する排水に怯える高齢者。 「非公開」を繰り返す役所。 見出しだけを欲しがるメディア。 数字は揃うのに、心は揃わない。 条例は人の痛みを拾いきれない。 それでも、町は今日も生きている。 怒鳴り声も、沈黙も、 すべてが町の「温度」だ。 七日間で決着する小さな町の大きな決断。 橋はどちらにも傾かない―― 迷いながら渡る、その先に何が見えるのか。

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カクヨム
カクヨム2025/10/26
  • 現在の作品プールか下水道か ——小さな町の大きな決断