あらすじ
不治の病を患っている十五歳の少女アイリス。
医者に長く生きられないと言われ、最後は故郷に帰り死を待つだけとなった。それでも病院で過ごすということには変わりはなく、治らないとわかっているのに飲み続ける薬と、それによる副作用。
早く楽になりたい、でも死ぬのは怖い。
そう思っていたある日、アイリスが入院している病院に美しい女医がやってきた。関わることはない、そう思っていたアイリスの病室にその女医が来て声をかけた。
「神を、奇跡を信じますか?」
体力がなくボロボロな体のため、声が出ず質問に答えられないアイリスに、女医はまた言葉をかけた。
「何を犠牲にしても生きたいと強く願うのであれば、神はそれを叶えてくださります。」
アイリスは生まれて初めて神を信じ、そして願った。
「生きたい」 と。