あらすじ

かつてゲーマーだった俺は、トラックに轢かれて気づけば魔導書を育成するアクションRPG「リヴァーサスグリモワール」の世界にいた。 ……だが転生したのは主人公でも親友でもモブでも、ましてや悪役でもない。 よりによって、序盤で倒される悪役の「魔導書」として転生してしまう。 魔導書の持ち主は、傲慢なお嬢様エシル・アーティラ。 ヒロインである平民の天才魔法少女に敗北し、プライドを打ち砕かれた彼女は、倉庫の奥で俺——封印された禁断の魔導書を見つけてしまう。 本来のストーリーでは、禁断の魔導書がこの女の子に悪しき力を与えたことにより暴走し、主人公に倒されると同時に魔導書が破壊されるというシナリオ。 このままだと、ヒロインと共に俺も破壊してしまう。 俺はそれを避けるため、豊富なゲーム知識で彼女を最強に育て上げることを決意。 「お前を強くしてやろう」と語りかける俺。 だが、実際にやらせるのは地味な素振りと魔力訓練。 そしてゲーム知識を利用したダンジョンでの効率的な経験値上げ。 最強の力を求めるお嬢様と、破滅フラグを避けたい中身・元ゲーマーの俺。 噛み合わない主従コンビの、前代未聞の「悪役改造計画」が始まった! 「 魔導書ならド派手なチート魔法を出しなさいよ!」 〈そんなものは存在しない。まずは地道な鍛錬からだ〉 「なんでよぉぉぉぉ!!」 次第に明らかになる、エシルの悪役としての悲しい背景。 本当は、両親に愛されたかっただけ―― そういった彼女の心に触れるうちに、俺は彼女を救い、破滅の未来を変えてみせると決意する。 悪役の少女と、転生者の魔導書。 世界のシナリオをねじ曲げる二人の物語が、いま幕を開ける。

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カクヨム
カクヨム2025/10/25
  • 現在の作品悪役貴族の持つ魔導書として転生してしまった