あらすじ

静かな時計の町の片すみに、古びた小さな店があります。 店の名は――時間屋クロノ。 そこでは、「止まった時計」を直すのではなく、“時間を動かす”仕事が行われています。 ある日、少女ミナが一つの懐中時計を抱えて店を訪れます。 それは、亡きおばあさんが大切にしていた時計。 針は十二のところで止まり、もう何年も動いていません。 クロノがその時計を開いた瞬間、 世界の音が消え、時間が止まります。 ふたりは、時計の中に眠る「過去の想い」へと導かれていき―― そこで出会ったのは、ミナの記憶の中のおばあさん、エマでした。 止まった時計に閉じこめられていたのは、 「もう一度会いたい」という優しい気持ち。 その想いがほどけたとき、時計の針は再び動き出します。 ――止まった時間は、誰かの想い出。 時間屋クロノの店には、今日もまた、新しい“止まった時”が運ばれてくるのです。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/10/25
  • 現在の作品時間屋クロノと七つの時計