あらすじ
かつて世界を救うために結成された「勇者連合」。
だがそのリーダー、ローレンス二世は魔王を討つ直後に仲間を裏切り、「美しい国」を建国するために王国を乗っ取った。
生き残ったのは、荷物管理兼交渉役の青年――悪運のフィンジャックただ一人。
裏切りに怒り、仲間を失った彼は、かつての“勇者”を討つために再び立ち上がる。
集まったのは、不死身の魔法剣士、女神の化身、古代兵器を操るドワーフ、そして正体を偽る宮廷魔法使いの少女。
やがて明かされる真実――少女は勇者ローレンスに国を奪われた本物の姫イゾルデだった。
フィンジャックがローレンス打倒を目指すその裏で、ドラゴンの群れを壊滅し、魔王軍残党が逃げるほどの力を持つ第三勢力――カーガプルトンが暗躍を始める。
己の“悪運”と“悪縁”を背負いながら、フィンジャックは呪われた世界を導いていく。
これは、裏切りの勇者を討ち、“悪縁”を“絆”に変えた荷物持ちの建国譚。