あらすじ
月森 蓮は、人気アイドル"高瀬 椿"の熱心なファン。
高校時代に彼女の歌に救われ、笑顔に励まされ、気づけばバイト代のほとんどを推し活に注いでいた。
通帳は空っぽ。でも、推しが輝くならそれでいいと思っていた。
けれど、あるふとしたきっかけで知る。
椿が、同じ高校に通うという現実を。
画面の向こうの“推し”が、同じ高校で息をしている。
夢みたいな日常の中で、蓮の世界は少しずつ歪みはじめる。
ツンツンしてるのに、時々見せる素直な笑顔。
遠いはずの存在が、気づけばすぐ隣で微笑んでいる。
「推し」としての好き。
「ひとりの女の子」としての好き。
その違いがわからなくなるたび、胸が痛くて、温かい。
通帳は空っぽ、でも心は満たされていく。
——これは、憧れが恋に変わる瞬間を描く、
甘くて切ない2人の物語。