あらすじ
伯爵令嬢のイザベラは、いつも分厚い眼鏡と地味なドレスで素顔を隠していた。
それは「目立つな」「家の恥さらし」と義母と義妹から虐げられてきた結果だった。
婚約者の侯爵令息ヴィンセントも、そんな彼女を「地味で退屈な女」と公言して憚らない。
そしてある日、彼はとうとう義妹を伴ってイザベラに婚約破棄を突きつけた。
「お前のような地味な女は要らん。これからは愛するリリア(義妹)と一緒になる」
「……承知いたしました」
すべてから解放されたイザベラ。
数日後、隣国が主催する大規模な夜会に、彼女は招待状を持って現れた。
眼鏡を外し、磨き上げられた美貌を惜しげもなく晒した彼女の姿に、会場は息を呑む。
そして、その隣には隣国の皇太子が立っていた。