あらすじ
平民のジークは、五歳の時に人攫いに狙われる。狙われたジークを助けたのは、悪魔であるグレイズ。
グレイズは、すぐにその場から姿を消したが、ジークは、恐怖よりももう一度会いたい、会って助けてもらったお礼を言いたい。そう思うようになった。
ただ、悪魔に会うには魔界に行く必要があり、魔界に行くには危険がいっぱい。ジークは、勇者になる道を選んだ。
そして、ジークは【他人の心の声が聞こえる】という新たな能力が覚醒。その能力を使いながらSSランクの勇者にまで成り上がったジークは、いざ魔界へ!
と、そこから物語は始まるのだが、なんとグレイズによって監禁されてしまった。監禁された場所は魔王城の地下牢。しかも、グレイズが魔界を牛耳る魔王であることを知る。
さすがに死を覚悟し、逃げる術を探すジーク。
けれど、魔王グレイズから逃げ切ることなど困難だった。そんな中、無表情のグレイズから聞こえてきた心の声。
『愛しのジーク』
その理由というのが、ジークの前世は悪魔で、グレイズの番(つがい)だったから。
戸惑うジークだが、一心にグレイズの愛を受け、次第にグレイズのことが気になる存在へと変わってゆく。
けれど、愛されているのは前世の自分で、今の自分ではない。そう思うようになったジークは、グレイズの元を去ることを決意する——。