あらすじ
私はずっと死にたかった。
何かきっかけがあったとかじゃない。
ただ、生きづらかった。
普通の人とも違うと自覚していた。
この世界は不公平だ。
死にたい奴が生きて、生きたい奴が死んでいく。
私は、惰性に生きて、ある時死んだ。
けれど神は残酷だった。
願いを叶えてくれたと思ったのに、新しく生を与えられたのだ。
聖女に任命された時、転生したことを自覚した。
だから私は、死に場所を求めて、魔物と人類の境界線に派遣してもらった。
境界線は、日常的に魔物と戦う死地で、生と死の境界線でもあった。
私はここを死に場所と決めた。
だがそこには、絶望ではなく希望を持って戦っている人たちがいた。
彼らのために、私には何ができるのだろうか?