あらすじ
国家が認める最高位〈紫華〉の称号を持つ付与師クーデリア(通称:クー子)。全属性の付与を極め、どんな状況にも柔軟に対応できる技量を誇る。
だが仲間たちの装備はすでに聖遺物級。彼女の付与が“必要ない”ほどに、
パーティは完成された最強だった。
「今回はお留守番で」と言われる日々。
役目を果たせないまま、紫華の付与師は自分の居場所を見失っていく。
――そんな折、封鎖区域の深層攻略において出撃依頼が発生。
常識を超えた“理不尽”な階層を前に、彼女は再び呼び戻される。
支援も戦闘も、その手で成すことができる。
ならば、今度こそ証明してみせる――付与師の力が、まだ必要だと。
理が崩れ、暴力が支配する異界で、
クー子は仲間と共に、最強支援職として再び立ち上がる。
最強でありながら“居場所を探す”者の再起を描く、
理不尽と矜持が交錯する異界ファンタジー。