あらすじ
着飾るのが好きな華やかな姉と、身なりに無頓着で地味な妹。どちらも年頃なのに縁談が進まず、両親は焦っていた。
姉には申し込みが殺到するがどれも気に入らず、妹は社交を避けて存在を知られてもいない。順番を重んじる両親はまず姉の縁談を望むが、ついに「妹だけでも」と懇願する。
婚約や恋愛に興味のなかった妹が惹かれたのは、姉が「嫌!」と一蹴した辺境伯の釣書だった。肖像は奇妙な髪型にもっさりした髭の男──だが妹は彼が治める地に心を惹かれる。
実際に会った辺境伯は肖像画通りながら優しく、素顔は王子のように整っていた。望んで嫁いだ妹は領民に愛され、伯爵からも厚く想われる。そこへ元婚約者を名乗る女性が現れ……
周りの協力も得て装いを改めた二人が、地域を盛り立てたり王都で商売を始めたり、仲睦まじく暮らすお話。