あらすじ

若くして未亡人となった桧山彩芽は、悲しみに暮れる毎日を送っていた。 遺されたのは、夫が亡くなる前に買った、新築マンションの一室。 ……死んだように過ごしていたある日、隣に新しい家族が引っ越してくる。 可愛らしい男の子の手を引いて挨拶に来た、父親の顔を見た瞬間……彩芽は息をのんだ。 ――その父親は……高校時代、互いに想いを寄せながらも言葉にできなかった、同級生の道枝春希だった。 春希と再会したことによって、止まっていた時計が動き出す彩芽。 『あなた』と過ごした一室で、『君』を想う彩芽……複雑な感情に揺られながら、前を向いて生きようと必死だった。 過去と現在、喪失と再生の狭間で揺れる二人の心が、静かに重なっていく。

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エブリスタ
エブリスタ2025/10/24
  • 現在の作品あなたがいた部屋、君がいる部屋