あらすじ
「ざまぁ」は私を目覚めさせた、最高のギフトだった。
平凡な社会人だった私は、熱中していた乙女ゲーム『恋する魔導書(グリモワール)』の悪役令嬢、リゼット・フォン・グラナートに転生していた。
断罪フラグを避けようと奮闘するも虚しく、物語のクライマックスである卒業パーティーにて、婚約者であるディートリヒ第一王子に全ての罪をなすりつけられ、公開で婚約破棄されてしまう。
華やかな舞台で屈辱的な「ざまぁ」を受けるリゼット。しかし、この強烈なショックこそが、彼女に眠っていた「古代魔術師の血」を覚醒させるトリガーだった!
封印されていた膨大な魔力を解放したリゼットは、ディートリヒ王子たちに真の危機を突きつける。
「貴方たちが国を救えないなら、私自身が、その真の魔力で世界を救います」
リゼットの力は、聖女と崇められるヒロイン・リリアンの使う光の魔術が、実は魔王復活の封印を弱めているという、ゲームの隠された設定を暴き出す。
追放の身となったリゼットは、辺境の地で覚醒した古代魔法を駆使し、真の救世主として密かに活動を開始。一方、王都ではディートリヒたちがリリアンを聖女と信じ続け、次々と致命的な判断ミスを重ねていく。
元婚約者と王国が危機に瀕したとき、リゼットの選ぶ道は――世界の救済か、それとも痛快なざまぁ返しによる復讐か?
ざまぁされた悪役令嬢が、覚醒した古代魔法で世界を救い、そして最後に元婚約者たちに最大級の屈辱を与える、爽快感MAXのファンタジー短編!