あらすじ
異世界に転生した俺――巳扇甚(みおう・じん)、十六歳。しかしその体は王族のものだった。
王命によりかろうじて生存を赦されている。生き残る道は、王子として振る舞い、この世界で認められること。
この世界は安穏ではない。王族の陰謀、黙王の残した恐怖、そして凶悪な黙獣。生と死の境界は、常に揺れ動く。
守るべきもの、目指すべき未来――すべてを、自分の力で切り拓かなければならない。
果たして俺は、転生病に縛られたまま、王子として、そして一人の人間として生き抜けるのか――。
弱者が己の力で道を切り拓く、信仰と陰謀、死が交錯する世界の物語。