あらすじ
現代の東京。
警視庁の奥深くに、存在を公にはされていない部署がある。
その名は──怪異捜査課(Division-0)。
扱うのは、証拠も記録も残らない「非科学的事件」。
“都市伝説”と呼ばれる噂の裏で、確かに人が消え、血が流れている。
課に所属する刑事・**氷室廉(ひむろ・れん)**は、
警察が見て見ぬふりをしてきた“異常な事件”を追うことを使命としていた。
彼の相棒となる新人刑事・**瀬名真白(せな・ましろ)**は、
かつて都市伝説の被害者だった少女──その事実を、氷室だけが知っている。
彼らが調べる事件は、どれも「ただの噂」で片づけられてきた。
夜鳴くマンション、0時4分の電話、赤いエレベーター、交差点の少女……。
だが、捜査を進めるたびに“同じ言葉”が浮かび上がる。
「都市伝説は、誰かが作った“警告”だ」
やがて二人は気づく。
それぞれの怪異は、単なる偶然ではなく、ある巨大な“仕組み”に繋がっている。
都市伝説は感染し、語られるほど現実を侵食していく──。
噂を追う者たちは、やがて噂の一部となる。
これは、記録されない事件を追った警察官たちの“実録”である。