あらすじ
何のとりえもない、人生の目標も見出だせない、ダメな、と言うより、むしろ、どこにでもいるごく普通のユウという高校二年の少年がいた。
だが、普通だったのは高一のはじめ頃までだった。
ユウはアトピーが原因で高二の終わり頃には学校もほとんど通えなくなっていた。
アトピー、それはガンや心臓病のように、命にかかわる病気ではない。
見た目が悪く、気味悪がられたり、気の毒がられたりしても、本当の苦しみは理解され難かった。
ユウは他人には理解されない苦しみに耐える日々を過ごした。
そして、ユウの歩みは止まっていた。
そんなユウにも、小学校からの親友がいた。
天才、眉目秀麗、スポーツ万能、信望の厚い高校のスーパースターのテル。
豪快、傍若無人、ボクシング高校チャンピオンのシュウ。
そして、二人と幼なじみのヒロ。
事ある毎にユウに因縁をふっかけるタカシ。
ユウはヒロに密かに思いをよせていた。
しかし、テルとヒロは高校で常に噂が流れるお似合いの二人だった。
タカシもまたヒロに気があった。
ある日、ユウとシュウに起こった異変がユウを歩かざるを得ない状況へと導く。
ユウはシュウのために、シュウとテルはユウのために…
そして、ヒロはいちご大福を…
ユウはシュウとの約束に、タカシとの因縁に、ヒロへの思いにケリをつけることが…